食堂棟全景

写真は、当社の食堂棟です。当初クロス張りだった内壁に化粧直しをして、外壁と同じく土壁と瓦で仕上げました。創業以来瓦にこだわり、また「日本の伝統や景観、風土」と屋根との関係を大切にしながら歩んできた当社は、この食堂棟で究極の「和」にこだわり、「屋根材」としての瓦ではなく、瓦の新しい生かし方を模索してみました。

 



食堂棟内観
 

内装は群馬県の上毛三山の一つである赤城山の粘土を使用しています。赤城山の粘土は明るめな色が特徴です。
また、品を出すために一定の長さと幅の規則正しい割り肌の瓦を埋め込みました。

 
食堂棟内壁
         
   
稲穂の写真
  ●稲穂は瓦を作る粘土で書いてあります。NHK 首都圏ネットワークの「土壁アート」の特集でも紹介されました。
   
【床の間の壁に書いた稲穂】
   
外壁部分写真
 

当社がある藤岡市は昔から瓦の産地として有名な場所です。外壁には藤岡の瓦を作る粘土を使用しました。
また内壁とは対照的に、荒々しさを表現するため、桟瓦をかなづちで割って壁に埋め込みました。

 
食堂棟外観